ドラムに筋トレは必要?速く叩くために本当に鍛えるべきものとは?
皆さん、こんにちは!ドラム講師の島田友博です!
皆さんは、ドラムを演奏するためには、筋トレをしてマッチョにならないといけないと思いますか?
僕自身、身体づくりや基礎代謝の向上、ダイエットのために、定期的に筋トレをしています!
……とはいえ、まだまだ結果には結びついていませんけどね(笑)。
さて、今回はドラムを始めたばかりの方や、もっと速く叩けるようになりたい方に向けて、こんな疑問にお答えします。
「ドラムを力強く叩いたり、速く叩いたりするためには、筋トレが必要なの?」
結論から言うと、健康維持や身体づくりのための筋トレはおすすめですが、ドラムの演奏技術を向上させるために、必ずしも腕立て伏せや腹筋などの筋トレが必要というわけではありません。
それでは、ドラム演奏に必要な身体の使い方について、詳しくお話ししていきましょう!
目次
- ドラマーは筋肉がつきやすい?
- ドラムを演奏するとムキムキになるの?
- ドラム演奏に必要な筋肉とは?
- 速く叩くために筋トレは必要?
- 長時間の練習よりも毎日の継続が大切!
- 速く叩けるようになるための練習方法
- ドラム演奏では「脱力」が大切!
- まとめ:演奏技術と健康づくりは分けて考えよう
1. ドラマーは筋肉がつきやすい?
僕は自己紹介などで「ドラマーをやっています」と話すと、こんなことを言われることがあります。
「なるほど! それでそんなに身体がガッチリしているんですね!」
一般の方には、ドラムを演奏すると筋肉がついて、身体がガッチリするというイメージがあるようです。
……実際には、僕の場合、筋トレをしているからなんですけどね(笑)。
でも、なぜドラマーにはガッチリした体格の人がいるのでしょうか?
手足を激しく動かすから? 大きな音を出すから?
確かに、ドラム演奏では腕や脚を繰り返し動かしますし、パワフルな演奏では身体全体を使うこともあります。
では、ドラムを演奏しているだけで、筋肉がどんどんついていくのでしょうか?
2. ドラムを演奏するとムキムキになるの?
答えは……基本的にはNO!
ドラムを演奏しているからといって、必ずしも筋肉が大きくなるわけではありません。
筋肉の大きさは、運動の種類や負荷、練習量、食事、休養など、さまざまな要素によって変わります。
もちろん、ドラム演奏でも腕や脚、体幹などの筋肉を使います。
ただし、ドラム演奏で大切なのは、単純に筋肉を大きくすることではありません。
必要なのは、必要なタイミングで身体を動かし、力を効率よくスティックやペダルに伝えることです。
では、ドラム演奏に必要な筋肉や身体の能力とは、どのようなものなのでしょうか?
3. ドラム演奏に必要な筋肉とは?
僕たちは普段の生活でも、さまざまな筋肉を使っています。
例えば、歩くときには脚の筋肉を使いますし、物を持ち上げるときには腕や肩などの筋肉を使います。
ドラム演奏でも同じように、腕を動かすために肩や腕の筋肉を使い、スティックをコントロールするために手や指を使います。バスドラムやハイハットを演奏するときには、脚や足首なども使います。
しかし、ドラム演奏では、ただ筋肉を動かせばよいというわけではありません。
例えば、速い連打を演奏する場合、腕や手首、指などを細かくコントロールしながら、一定のリズムを保つ必要があります。
そのために大切なのが、次のような能力です。
- 瞬発力: 必要なタイミングで素早く動く力
- 持久力: 長時間の演奏でも動きを維持する力
- コントロール力: 音量やタイミングを正確に調整する力
- 協調性: 手足を連動させ、リズムをコントロールする能力
- リラックスして動く能力: 余計な力みを減らし、効率よく動くこと
つまり、ドラム演奏では筋力だけでなく、身体の使い方や動きの精度も重要なのです。
4. 速く叩くために筋トレは必要?
ドラムを練習していると、誰もが一度は「もっと速く叩けるようになりたい!」と思うのではないでしょうか?
シングルストロークやダブルストロークなどの連打を速くしたい方も多いと思います。
では、速く叩くために腕立て伏せや腹筋を頑張ればよいのでしょうか?
答えは、筋トレだけでは速く叩けるようにならない、です!
例えば、腕立て伏せでは主に胸や腕などの筋肉を鍛えられます。腹筋運動では、お腹まわりの筋肉を鍛えられます。
これらの筋トレは、健康づくりや身体の基礎体力を高めるうえで役立ちます。
しかし、腕立て伏せができる回数を増やしたからといって、ドラムの連打が自動的に速くなるわけではありません。
速い連打を身につけるためには、実際にスティックを動かしながら、必要な動作を練習することが大切です。
例えば、次のようなポイントを意識してみましょう。
- スティックを握り込みすぎない
- 手首や指、腕を適切に使い分ける
- 一定の音量とリズムを保つ
- 無理のないテンポから少しずつ速くする
- 力みや痛みが出ていないか確認する
もちろん、筋力が必要ないという意味ではありません。
演奏に必要な筋力や体力はありますが、それらを身につけるために、必ずしも筋肉を大きくする必要はないということです。
5. 長時間の練習よりも毎日の継続が大切!
ここで、連打の練習について考えてみましょう。
「今日は4時間、みっちり連打の練習をするぞー!」
……そして、その後は1週間ドラムに触らない。
次の練習日には、
「今日も5時間、連打を頑張るぞー!」
……そして、また10日間ドラムに触らない。
これでは、せっかく練習しても、なかなか思うように上達しないかもしれません(笑)。
もちろん、長時間練習すること自体が悪いわけではありません。
ただし、速い連打を身につけるには、動きを繰り返し確認しながら、少しずつ技術を磨いていくことが大切です。
例えば、毎日15〜30分程度、連打の練習時間を確保する方法があります。
- 最初はゆっくりしたテンポで、左右均等に叩く
- 力みがないか確認しながら、少しずつテンポを上げる
- 音が乱れたり、身体に力が入ったりしたらテンポを戻す
- 最後に、無理なく安定して叩けるテンポを確認する
このような練習を継続することで、自分の動きを把握し、効率的な演奏につなげやすくなります。
大切なのは、毎回限界まで頑張ることではありません。
無理のない範囲で、質の高い練習を継続すること。
これを意識してみてください!
6. 速く叩けるようになるための練習方法
それでは、実際にどのような練習をすればよいのでしょうか?
ここでは、連打のスピードアップを目指すための基本的な練習方法をご紹介します。
① ゆっくりしたテンポから始める
まずは、メトロノームを使って、無理なく叩けるテンポから始めましょう。
速く叩くことばかりを意識すると、音の粒がそろわなかったり、余計な力が入ったりしやすくなります。
最初はスピードよりも、左右の音量やタイミングがそろっているかを確認しましょう。
② 少しずつテンポを上げる
安定して叩けるようになったら、メトロノームのテンポを少しずつ上げていきます。
テンポを上げた途端に動きが乱れる場合は、無理をせず、少し前のテンポに戻してみましょう。
速さを追いかけるだけでなく、安定した動きを保てる範囲を広げていくことが大切です。
③ 力みがないか確認する
練習中は、肩が上がっていないか、スティックを強く握りすぎていないか、呼吸が止まっていないかなども確認してみてください。
速く叩こうとするほど、知らないうちに身体に力が入ってしまうことがあります。
その場合は、一度テンポを落として、リラックスした状態で叩き直してみましょう。
④ 短い時間でも集中して取り組む
疲れて動きが乱れているのに、無理をして練習を続ける必要はありません。
短い時間でも、目的を持って集中して練習することが大切です。
なお、手首や指、腕などに痛みが出た場合は、練習を中止して休みましょう。
7. ドラム演奏では「脱力」が大切!
ここまで、ドラム演奏に必要な能力や、速い連打を身につけるための練習方法についてお話ししてきました。
その中でも、僕が特に大切だと考えているのが、脱力です!
速く叩こうとして、腕や手首に力を入れすぎていませんか?
力任せにスティックを動かそうとすると、動きが硬くなり、かえってスムーズに叩けなくなることがあります。
また、過度な力みは身体への負担を増やす原因にもなります。
だからこそ、できるだけリラックスした状態で演奏することを意識してみましょう。
とはいえ、最初から完全に脱力して演奏するのは難しいものです。
まずは、ゆっくりしたテンポで、余計な力を入れずに叩く感覚をつかんでみてください。
そして、安定して叩けるようになったら、少しずつテンポを上げていきます。
速いテンポでも同じようにリラックスした動きを維持できるよう、繰り返し練習していきましょう。
もちろん、脱力とは、身体の力をすべて抜いてしまうことではありません。
必要な力は使いながら、余計な力みを減らすことがポイントです。
これは手だけでなく、バスドラムなどの足の連打でも同じです。
力任せに叩くのではなく、効率よく身体を使って叩く。
ぜひ、普段の練習から意識してみてください!
8. まとめ:演奏技術と健康づくりは分けて考えよう!
さて、今回は「ドラムの演奏に筋トレは必要なのか?」というテーマでお話ししてきました。
僕の考えとしては、速く叩けるようになるために、腕立て伏せや腹筋、スクワットなどの筋トレを必ず行う必要はありません。
演奏技術を向上させたいのであれば、実際にドラムを叩きながら、必要な動きや身体の使い方を身につけていくことが大切です。
一方で、健康維持や体力づくりという意味では、筋トレにも十分なメリットがあります。
ドラムを長く楽しんでいくためにも、自分の身体を大切にしながら、無理のない範囲で運動を取り入れていきたいですね!
そして、ドラムの練習では、力任せに叩くのではなく、脱力を意識して、少しずつ技術を磨いていきましょう。
焦らず、コツコツと継続することが上達への近道です!
それでは、今日も楽しくドラムを叩いていきましょう!
ドラム教室の島田友博でした!
